2016年6月26日日曜日

理学部と工学部の違い~水原

こんにちは!アシスタントアドバイザーの水原です。

最近暑いですね、特に雨上がりで湿度が高いと蒸し暑くてテンションが下がります。。。


さて、今回は理学部と工学部の違いについて書きたいと思います。

みなさん理学部と工学部の違い分かりますか?ただ漠然と選んでしまってませんか?


例えば「物理が好きだからそれを学べるところに行きたい!」と思ったとします。
どっちらの学部を選択したらいいでしょうか?

結論としてはどちらでも大丈夫です!ただし学ぶ内容が違います。

理学は現象のメカニズムを原理・法則を用いて解明していく分野です。

高校で学ぶのはこっちです。

例えば青色LEDの発明においては、ダイオードを青色に発光させる方法を考えるのは理学よりです。
一方、工学は学問を活用して実生活に役立たせる分野です。

理論よりも計算した値が実際の数値にどれだけ近いかを大事にします。実際、理論は分かっていないけど多くの実験結果から得られた式(経験則)というのがたくさんあります。


青色LEDを照明として実用化するのが工学という事になります。


ところで、円の面積の公式をきかれたらなんて答えますか?

普通は

(円周率)×(半径)×(半径)

ですよね?
でも工学の場合は違います。

1/4 ×(円周率)×(直径)×(直径)

です。やってることは同じですが工学の場合、半径ではなく直径を使うんですね。
なぜでしょうか?

ちょっと丸いパイプを想像してみて下さい。
それの半径を測れって言われたらどうしますか?
定規で測るにも中心がどこかわからず正確には測れないですよね?
でも、直径はどうでしょう?これは簡単に測れますよね。

このように最初にはかるのは半径ではなく直径なんです。だから公式も直径を使うようにしてるんです。(実際に直径を測る時はノギスという器具を使います)

理学部か工学部どっちに行こうか迷っている人は将来を想像してください。
大学で学んだことを将来活かしたいなら工学部をおすすめします。ただし進める分野は限られるの学科選びは慎重に。
理学部で学んだことを活かすとなると研究職に就くか学校の先生になるかしかないと思います。

これは工学部よりの僕の意見ですが、どっちでもいいやと思っている人は工学部に行くのが無難だと思います。