2016年12月9日金曜日

問題を吟味する~水原

こんにちはアシスタントアドバイザーの水原です。


問題です、世界で最も地球の中心から遠い場所はどこでしょう?


どうでしょう、この問題自信持って答えを言えますか?


例えば

世界で最も高い山はどこでしょう?


という問題であれば、エベレストと即答出来ると思うのですが、先ほどのような訊き方をされると、何か裏があるんじゃないかと思いますよね?


実際、正解はエクアドルにあるチンボラソ山です。

聞いたことない名前ですよね。もちろん世界で最も高い山はエベレストで正解です。
でも実はこの世界一高いというのは海を基準にした高さなんですね。ご存知の通り地球は完全な球形ではありません。赤道付近が最も太い楕円形をしています。ですから地球の中心からの距離という話になると、聞いたこともないチンボラソ山が一番高い場所となります。



この問題正解できる人はほとんどいないと思いますが、何となくエベレストじゃないって思った人はいる沢山いると思います。


この何となくエベレストが正解じゃないと悟る能力って意外とテストとかで問題を解く上で大事だと思います。

なかなか鍛えることが難しい力ではあると思いますが、出題者の意図を読むというのは有効な手段です。

すこし違う感じになると思いますが例えば次の問題



一富士、二鷹、三茄子のつぎに続くのはどれでしょう?

①四扇、五船、六昆布
②四刀、五煙草、六座頭
③四扇、五煙草、六座頭
④四馬、五雷、六座頭



初夢に見るといいとされるものですが、知っていればすぐ答えられますよね。

答えを知らなくてもよく見て下さい。

四のところで一番多いのは、五で一番多いのは煙草、六で一番多いのは座頭ですね。
ということで答えは③の「四扇、五煙草、六座頭」


まあこれはあくまで一例で

この方法で上手くいくのはそんなに多くないですから、これを頼りにしてやる事は良くないですね、
でもセンターの現代文なんかでもこの方法で解ける問題があるもの事実です。(2010年度大問1設問2など...)


見当もつかないような問題で、少しでも点を取るための最終手段くらいとでも思って知っておくのがいいかもしれませんね。