2016年12月23日金曜日

フット・イン・ザ・ドア~水原

こんにちはアシスタントアドバイザーの水原です。

皆さん!
フット・イン・ザ・ドアドア・イン・ザ・フェイスというのを聞いたことがありますか?

通常マーケティングとかで使われる言葉なのですが、普段の人間関係においても、勉強のやる気づけにおいても、知っておいて損はないと思うので紹介します!

(ちなみに僕の専攻は土木なのでマーケティングも心理学も全く関係ありません)

どちらも頼みごとをする際のテクニックだと思って見てください。


フット・イン・ザ・ドア


ある頼みごとをする際に、はじめからその頼みごとをするのではなくて、
もっと簡単な頼みをしてから徐々に本題に持っていく方法です。

もともとセールスマン玄関のドアに足を踏み入れたらその時点で勝ちという意味からきた言葉です。

セールスマンが良く言う「お話だけでも聞いてください」という言葉もこのテクニックを使っています。


たとえば勉強する気が起きない人にやる気ださせる場合

「とりあえず単語帳だけやってみようか」と小さな課題を出してから、
「問題集を解いてみよう!」と大きな課題をだすといいでしょう!

この方法は、人の「自身の行動、発言、態度、信念などに対して一貫したものとしたいという心理」(一貫性の原理)を利用しています。


ドア・イン・ザ・フェイス


これはさきほどとは逆の方法で、先に無理な要求をしてから、本題に入るという方法です。
最初の頼みは、断られる前提で行い、その後にあたかも譲歩したかのように本当の頼みをします。

たとえば1日2講受けること、億劫に思っている生徒に、やる気を出させる場合

「明日頑張って3講うけてみよう!」と多目に提案して
「え、そんなにたくさんはきついです」と返されたところにすかさず
「じゃあ2講頑張ってみようか!」というと、
どうです?いきなり2講やれって言われるより、断りづらくなりませんか?(笑)

これは「返報性の原理」という人間の心理が大きくかかわっています。返報性の原理とは、人から施しを受けると、それにお返しをしなければいけないという心理のことをいいます。

普通人は相手からの要求を断ることに対して罪悪感を抱きます。そこで相手が譲歩してくれたことに対して、今度は要求をのんであげようという心理が働くのです。



僕は普段こういった方法を意識的に使ったりはしてないですが、知っておくと下手なセールスに引っかからないようになるかも知れません!

また自分自身に暗示をかけるようにやれば勉強する気がわかない自分のモチベーションを上げるのにも有効なので是非やってみて下さいね