今日はこの問題について考えてみましょう。
( )に入るものを下から選びなさい。
I'm as busy as ( ).
① a ant ② a dog ③ a cat ④ a bee
訳は単にとても忙しいということですが、何のように忙しいというのでしょうか?
蟻なのか、犬なのか、猫なのか、蜂なのか...
日本だったら働きもののイメージは蟻ですかね?
実はこの答えは④ a bee です。
どうですか?蜂って忙しそうですか??
せわしなく飛んでいるっていうイメージなら蚊でも蝿でもなんでもいい気がしません?
でもそういうわけではないんですね。蜂にしていることには理由があるんです。
ポイントは「韻を踏む」です。
busyとbeeが頭で韻を踏んでいるのでリズムよく聞こえるんですね。
頭で韻を踏むことを「頭韻」と言いその逆は「脚韻」と言います。
大事なのは英語は「頭韻」を好むということです。
ちなみに日本語は「脚韻」を好みます。
墾田永年私財法
天皇皇后両陛下
これらの言葉って言いやすくないですか?これは脚韻しているからです。
ちょっと半導体素子メーカーの「intel」のCMを思い出してみて下さい。
CMの最後にこう言ってません?
"インテルはいってる"
これってまぎれもなく脚韻です。
じゃあ英語の場合どうでしょうか?
パソコンに貼ってあるシールに書いてあるかもしれませんが
"intel inside"
ほら今度は頭韻してますよね?
この頭韻という概念を覚えておくと、英語の言い回しに強くなります。
cool as a cucumber
そのまま訳すと「きゅうりのように冷静な」っていう変な感じになりますけど
きゅうりは韻を踏むためだけのものですね。
では最後に問題です。
「まったく青二才で、世間知らずで」という意味の次の言葉に当てはまるのは何でしょう?
as green as ( )
① a cucumber ② grass ③ a forest ④ a melon
もうわかりますよね??