2016年8月21日日曜日

韻を踏む~水原

こんにちはアシスタントアドバイザーの水原です。

今日はこの問題について考えてみましょう。



( )に入るものを下から選びなさい。

I'm as busy as (   ). 

① a ant  ② a dog ③ a cat ④ a bee



訳は単にとても忙しいということですが、何のように忙しいというのでしょうか?
蟻なのか、犬なのか、猫なのか、蜂なのか...
日本だったら働きもののイメージは蟻ですかね?





実はこの答えは④ a bee です。


どうですか?蜂って忙しそうですか??

せわしなく飛んでいるっていうイメージなら蚊でも蝿でもなんでもいい気がしません?

でもそういうわけではないんですね。蜂にしていることには理由があるんです。


ポイントは「韻を踏む」です。

busybeeが頭で韻を踏んでいるのでリズムよく聞こえるんですね。


頭で韻を踏むことを「頭韻」と言いその逆は「脚韻」と言います。

大事なのは英語は「頭韻」を好むということです。

ちなみに日本語は「脚韻」を好みます。


墾田永年私財法

天皇皇后両陛下

これらの言葉って言いやすくないですか?これは脚韻しているからです。



ちょっと半導体素子メーカーの「intel」のCMを思い出してみて下さい。

CMの最後にこう言ってません?

"インテルはいってる"

これってまぎれもなく脚韻です。

じゃあ英語の場合どうでしょうか?

パソコンに貼ってあるシールに書いてあるかもしれませんが

"intel inside"

ほら今度は頭韻してますよね?


この頭韻という概念を覚えておくと、英語の言い回しに強くなります。

cool as a cucumber 

そのまま訳すと「きゅうりのように冷静な」っていう変な感じになりますけど
きゅうりは韻を踏むためだけのものですね。




では最後に問題です。

「まったく青二才で、世間知らずで」という意味の次の言葉に当てはまるのは何でしょう?

as green as (     )

① a cucumber ② grass ③ a forest  ④ a melon



もうわかりますよね??